各地の映画祭から生まれた3作品を追加上映&トーク決定!
いよいよ、3月8日(金)〜10日(日)に近づいて参りました「ええじゃないか とよはし映画祭2019」ですが、各地の映画祭から生まれた作品を特集上映するプログラムを追加することを決定しました。
今回は「高崎映画祭」、「なすしおばら映画祭(仮称)」、「MOOSIC LAB」それぞれから、「映画祭に向けて製作された作品」を上映し、各映画祭の主催者やプロデューサー、作品の監督たちによるトークを実施し、「映画祭の未来」について語っていただきます。
「とよはし映画祭2019の為に撮り下ろされた『家族マニュアル』のように、映画祭の為に製作された映画が実は沢山存在します。それを言うならば世界中の映画はもちろんカンヌを目指すと言っても過言ではないのですが、日本各地の映画祭を目指して作る映画もその土地ならではの特色を持って存在するのです。今回は大先輩に当たる『高崎映画祭』、今まさに立ち上げようとしている『なすしおばら映画祭(仮称)』、数々の傑作を世に送り出している『MOOSIC LAB』の作品とそれらを生み出した方々を豊橋にお招きして、『映画祭の未来』について熱く語っていただきたいと思います。」
ええじゃないかとよはし映画祭プロデューサー
森谷雄
映画祭連動プログラム作品一覧
高崎物語—夏—【18分】
©高崎市
ゲスト予定:志尾睦子(高崎映画祭プロデューサー)
片元亮監督
STORY
この春、東京の音楽大学へ進学した小室裕は、夏休みになり久しぶりに地元・高崎へ帰省する。中心市街地にある花屋が裕の実家だ。父親は裕が小さい頃に他界し、母が一人で切り盛りする店だが、いつも誰かしらがここにはいる。裕は町の皆に育てられて大きくなったのだ…。人情に厚い高崎人気質、文化が薫り育つ町、そして暮らしやすく明るい町。高崎の特徴を詰め込んだ高崎市PRとして製作した作品。
HARMONY【25分】
©栃木県那須塩原市/(株)コンセント
ゲスト予定:川岡大次郎
(なすしおばら映画祭(仮称)プロデューサー)
STORY
とある田舎町にある廃校になった小学校。そこの音楽室にある一台のピアノ。誰にも知られずにずっとその小学校に置いてあった。小さな侵入者たちがピアノを見つけたことによって、市役所の職員にピアノ調律師、学校の先生、地元のタクシー運転手と、大人たちが動き出す。「ピアノの音がするっていうことは、そこに弾いてる誰かがいるということ…」今まで見向きもされなかった廃校の壊れたピアノがみんなの力で音を奏でるハーモニー。実在する廃校をモデルに繰り広げられる、8年間で構成された短編なのに壮大なストーリー。街、人の魅力を、ピアノを交えて優しく紡いでいく物語。
いつか輝いていた彼女は【35分】
©2018「いつか輝いていた彼女は」製作委員会
ゲスト予定:直井卓俊(MOOSIC LAB主宰)
前田聖来監督
STORY
ネクストブレイク候補として注目されるバンド、”MINT mate box“のボーカル・マホは、初のライブツアーを控え、取材で母校の高校を訪れ、当時の親友・茜に想いを巡らせるが…。注目のインディペンデント映画が参戦する
MOOSIC LAB 2018ほか数々の映画祭にて招待上映された傑作。女優出身の監督・前田聖来が、かつて自身が感じていた「芸能活動」と「学校生活」での息苦しさをベースに、どこまでも冷めた目線で、女子高生の嫉妬と人間関係をリアリティを追及した演出で描いている。